■国民歯科問題議員連盟 設立趣意書

  世界に冠たる長寿社会を実現したわが国において、歯及び口腔の健康の保持・増進は、全身の健康に資すると共に、QOLの面からも大きな意味を持っています。
  国民一人ひとりが自らの健康を自ら守るためには、保健・医療・福祉の各分野における環境整備が必須となります。同時に、個人の健康に対する自己管理能力を高めるためには、医療従事者はもとより、国、都道府県、市町村、そして各関連専門団体がそれぞれの役割を分担して支援する手だてを講ずることが必要です。
  しかるに歯科領域においては、保健・医療・福祉の各分野の環境整備や包括的な提供体制に加えて、役割分担と連携のうえでも多くの問題を抱えています。
周産期から終末期までの口腔分野の健康を確保するための体制を構築するために、歯及び口腔の歯科保健医療政策を総合的・体系的に推進する必要があります。国民の歯科保健意識を高め、そうした問題点を解決して、歯及び口腔の健康の向上により国民の健康寿命の延伸を図り、もって国民の福祉の増進に寄与することを目的に、ここに自由民主党国会議員による国民歯科問題議員連盟を立ち上げることとします。
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以上、『石井みどりNEWSVol.4』より